多くの人々に安心して水辺に親しんでもらえるように、国内外の関係機関と連携し、水辺の安全性の向上と溺水事故防止に重点を置いて事業を遂行しました。

 親水事業では、関係官庁や自治体、公益団体などとの共催・協力のもと、マリンスポーツを通じた親水活動を推進しました。

スーパーキッズボート体験操船、カヌー体験乗船、SUP体験乗船などに加え、海の安全教室や鯛の稚魚放流体験、ビーチクリーン活動やビーチヨガ教室など、体験型イベントを通じて、特に若年層の参加者にマリンスポーツの魅力を実感してもらうとともに、自然環境への配慮の必要性なども伝え、親水意識を涵養することができました。

 安全啓発事業では「WEAR IT!」キャンペーンを継続。世界記録の更新はなりませんでしたが、日本国内での参加人数は年ごとに増加しています。また、ライフジャケットレンタルステーションも設置数、利用者数ともに前年度を上回り、ライフジャケットの有効性についての理解と認知が進んでいることが、強く感じられました。

また、2018年2月からのライフジャケット着用義務範囲の拡大に向け、国土交通省とのコラボレーション企画として、ライフジャケットを着用した写真のSNS投稿キャンペーンおよびライフジャケットの人気投票コンテストも実施しました。

 IBWSSでは、日本から海上保安庁が初参加したことで、セレモニーにおけるスピーチの機会を得ることができ、またアメリカやカナダ、ニュージーランドなど多くの国家機関関係者と情報交換と交流を図ることができました。これにより、日本における水上安全の国家的な取り組みに弾みがつきました。

またJBWSSでは、海上保安庁と国土交通省が共催となり、官民連携による水上安全や安全運航の実現に取り組みました。

 施設管理・運営事業では、大阪府営二色の浜公園で新たな指定管理者期間をスタート。水辺利用を主たる目的とした横須賀市のボートパーク(深浦・浦賀)、新潟県柏崎市みなとまち海浜公園などの管理業務において、利用者に対してルール・マナーの啓発を行い、施設の適正な運営管理を行いました。  普及・振興事業では、各種競技団体の運営体制の整備や競技の普及、安全対策の指導などを行いました。選手資格や競技艇の登録管理に関する業務支援も実施しました。

トピック

・大阪府営二色の浜公園で新たな指定管理者期間をスタートさせました。

国内外の主な出来事

・衆議院選で自民党大勝

・森友・加計・日報、政権揺るがす

・マレーシア空港で金正男氏暗殺

主な事業

・IBWSS(International Boating & Water Safety Summit)への参加。

・Maris海洋スクールin 海の公園を開催しました。

 実施実施期日  10月15日(日)

 実施場所  神奈川県横浜市 海の公園