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創立50年にあたってGreeting


 会長 笹川 堯

戦後18年を経過した昭和38年当時の日本の産業界は、 何もかも吸取紙のように欧米の技術を貪欲に吸収し、 今日の発展の基確を築いていきました。

当時街を走る自動車は外国ブランドのものが多く、 現在とは全く違った光景でした。
 モーターボートっては、 その動力たるエンジンは1〜2馬力の小型のもの以外はすべてアメリカで、 そのデザイン、力強さはまさにこれが“モーターボードだと誰もが憧れをもって見とれたものです。

このような時代背景のもと、 当財団の設立母体となる () 全国モーターボート競走会連合会、()日本船舶振興会(いずれも当時の名称)は、これからのモーターポート産業及びマリンスポーツの発展を目的として設立資金を拠出し、昭和38年3月に運輸大臣の認可を得て、当財団は日本モーターボート協会という名称で産声を上げたのであります。 

爾来時代の変遷とともに、事業内容は水、海をテーマとして様々な分野に及び、 設立当初は技術開発研究に力を注ぎ、 モーターボート技術研究所を埼玉県三郷市に建設して “国産船外機の性能向上” “外洋耐久型小型船舶の開発”等の事業を官民一体となって実施し、 今日世界市場に君臨するわが国の船外機の源になったことは誠に喜ばしい限りであります。 

次いでレジャーとしてのモーターボートの普及に伴い、 無謀操縦による事故が各地で発生したことをうけ、 行政当局は小型船舶を操縦する免許制度の改正を行い、 昭和49年当財団は小型船舶操縦士試験機関に指定され、 全国各地で試験業務を開始したのであります。 

平成の時代となり、好景気を背景に人々には時間の余裕も生まれ、各種のマリンスポーツが盛んになり、 試験制度の事業と分離する必要が生じたため、 平成3年7月に試験機関を分離して名称をマリンスポーツ財団に変更し事業内容も大きく変化して、 人々に“水に親しんでもらう” ことに大きく舵を取り、親水事業を展開することといたしました。 子供たちが自分で操縦できるキッズボート、 ロープワーク、 海の知識教室等を手始めに、 自治体の海浜公園スポーツ施設の管理を受託し、海浜の有効利用、 水上オートバイを使用した水難救助システムの構築等の事業を各地で行っております。 

当財団創立50周年という節目を迎えるにあたり、海辺という縁側をさらに整備し、 より多くの人々に水と戯れる楽しさを体験していただき、 モーターボート、水上スキー、ヨット、水上オートバイ、カヌー等々のマリンスポーツがますます盛況となるよう若い英知と経験を結集して進んでいくことをお誓い申し上げますとともに、 関係各位の一層のご指導、 ご協力を賜りますようお願い申し上げご挨拶とさせていただきます。


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