近年、全国各地において水辺の再開発に伴う環境整備が急速に進み、水に親しむ憩いの場づくりが広がる一方、マリンスポーツに対する環境問題や地域社会とのトラブルといった諸問題も派生している傾向にあります。そのような中、当年６月に施行された船舶職員及び小型船舶操縦者法の改正に伴い、当財団では水上オートバイに乗る人たちへの安全対策、環境保全、ルール及びマナー等を指導する目的で、安全講習会を開催して233名が参加し、広く一般に対し正しい知識の啓発を行うとともにマリンスポーツ愛好者の普及拡大に努めました。
　親水事業では、自治体、公共団体等の協力を得ながら、障害を持たれた方々も参加できる体験乗船会を各地で幅広く展開するなど、「いつでも・どこでも・だれもが」水とふれあえる「社会との調和」あるマリンスポーツの普及を目指すとともに、各地域で活動するボランティア活動組織 (マリスクラブ)の設立支援を行うなど普及活動を行いました。
　各種競技等においては、モーターボート等の操縦、整備の技術指導をはじめ、継続的に調査研究している防護服の安全性の向上のための着用試験やライフスレッドを使用した水上オートバイでのレスキュー安全講習会などを開催し、救助体制の強化を図るなど安全対策に努め、マリンスポーツの総合的な技能向上を図りました。

　［2003年度トピックス］
　　■事務所を中央区銀座から港区虎ノ門に移転(写真上)

主な事業

　　■水上オートバイを活用したレスキュー事業を開始
　　■マリンスポーツボランティア団体(マリスクラブ)の認定開始

競技団体の主な事業

主なイベント

国内外の主な出来事

　■7月26日　「宮城県北部地震」　　宮城県北部で震度6クラスの地震が3回発生
　■9月26日　「十勝沖地震」
　■10月1日　「東海道新幹線品川駅が開業」


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